せきぐちクリニックは難病指定医です

リウマチ専門医による関節リウマチ治療はせきぐちクリニックへご相談ください。

当院の関節リウマチの治療

妊娠中の関節リウマチの治療

妊娠期間中、関節リウマチの疾患活動性が低下することをよく経験します。
しかしながら、関節リウマチの疾患活動性が上がってしまう方もおられますので、治療をどうすべきかの思案が必要となります。

メトトレキサートの使用は中止する

従来型の抗リウマチ薬であるメトトレキサートは、催奇形性の問題から中止すべきです。その他の従来型抗リウマチ薬であれば、動物実験でも催奇形性がなく疫学研究においても胎児毒性の認められていないサラゾスルファピリジンとなります。疾患活動性が制御できなければステロイド内服も候補になりえます。

関節リウマチの疾患活動性があまりにも高く妊娠維持にも問題のある状態の場合は、やはり生物学的製剤の使用を考えると思います。症例報告レベル、それも海外のものなのですが生物学的製剤の中ではエタネルセプトやセルトリズマブペゴルは胎児への移行が極めて少ないと報告されております。

これらを使用する際には候補となりうるのですが、安全性はあくまでも症例報告レベルということを肝に銘じ利益と不利益のバランスを考えた上で使用することなります。

TNFa阻害薬は胎盤を通過しやすいが、シムジアやエンブレルは通過しにくい
生物学的製剤の使用
  • 胎児側に運搬される抗体のクラスはIgG
  • ヒトでは妊娠第3期以降に胎盤にFcRnが発現する
  • 胎盤通過、乳汁以降にはFc部分がFcRnと結合する必要がある(トランスサイトーシスにより運搬)
  • 妊娠第3期以降には母親に投与された抗体医薬品が胎児に移行する可能性が高い